『真・三國無双5』で、いきなり白髪になってしまった!昔は白いパツンパツンのズボンがダサかったんだが、モーションも重苦しくなって、貫禄が出ました。以上、雑談。
天の座では、「風」を選びました。2陽がぐんぐん進もうとしているのに、下の1陰がストップをかけて、挫折してしまう。時代において、颯爽と登場したのに、チョイかよ!という退場をしてくれた孫堅には、合っていると思います。 「風」は、狭いところも吹き抜け、人事や評判の変化が激しいことを指すそうです。転じて、商売繁盛。呉郡で海賊まがいをしていた孫堅の天命は、「風」で決まり。
地の座では、「雷」です。各地を転戦し、司空の張温に「遅刻しやがった董卓は、今後の禍根だ。殺せ」と提言した。「接待の態度が悪い」と、ほぼ言いがかりのレベルで、南陽太守・荊州刺史を血祭りにあげた後に、李傕の懐柔を突っぱね、洛陽に一番乗りを果たして、「伝国の玉璽」を得た!ミスター激震です。
騒がしく正義を打ち鳴らすという孫堅は、勇猛な一将軍としての素質は充分でした。
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人の座は、「火」です。長期的なビジョンを持った息の長い将軍ならば、自尊心を「天」と共有したかったところですが、短期燃え尽きタイプの情熱漢だったと思うので、どうしても真ん中の「陰」が限界の伏線となる「火」に落ち着きました。
直情径行というか、空気を読むよりも、空気を切り裂く人物。 地の座と人の座の、下の2爻が同じです。野性的に志を貫いた、孫堅らしさが出ている。しかし『易経』では、同じ爻が隣り合うと、反発するという考え方をします。素の自分で突っ走る彼は、順風のときは長所が前面に出まくるけれど、融通が利かずに当たって砕けるリスクも抱えていた。
『三国志』を読むと、孫堅の真っ直ぐな生き方に驚く。思ったことは、すべて言い、すべて着手し、成功させる。大阪市立大の山口先生をして「ここまで来ると、痛快ですね」と喜ばせていたが、韜晦を知らない無邪気な有能者には、天罰が下る。鼠将の黄祖の手にかかり、落石の下から流れ出した孫堅の臓腑のヴィヴィッドな赤色は、現代人への戒めなんだ笑 080709
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